診療科/担当部ご案内
受付時間
受付時間 | |||
---|---|---|---|
午前 | 8:30~11:30 | 午後 | 12:15~16:00 |
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 9:00~12:00 |
- |
(偶数週) |
||||
午後 13:00~17:00 |
- | - | - | - |
※内科部門:稲葉医師・林医師
※外科部門:野田医師
当科の特色
甲状腺センターは、内科・外科医師がチームとなり、内科的治療から手術療法も含めた包括的な医療を提供できる施設です。甲状腺機能異常は幅広い年齢の患者さんで見られます。代表疾患である橋本病は妊娠・出産を計画している若年女性に多く、当院でも多くの患者さんの診療を行っています。昨今、甲状腺腫瘍を偶発的に指摘される患者さんが増加しています。当院では、甲状腺エコー検査を実施後、必要に応じてエコー下穿刺吸引細胞診を同日に施行するシステムを採用しています。手術に関しても、約2000件の実績がある常勤医師が行い、甲状腺手術の合併症である出血、嗄声(声がれ)、副甲状腺機能低下(低カルシウム血症)には細心の注意を払っています。また、一般的な手術は頚部に切開を行いますが、要件を満たせば頚部に切開を設けない手術も可能です。加えて、甲状腺がんに対する薬物療法(分子標的治療)にも力を入れており、最新の治療法に関する情報を患者さんに提供することができます。必要であればまだ標準的治療にいたっていない段階の治験治療のご案内もしています。なお、当院は大阪公立大学医学部附属病院と密接に連携をしていますので、より高度な治療が必要と判断した場合は、速やかに紹介させていただきます。
内視鏡下甲状腺手術(VANS法)
内視鏡下甲状腺手術は、内視鏡を用い、目立たない場所を小さく切開して、病巣部を摘出する手術です。当院では、2024年より実施しています。
対象疾患・診療内容
-
バセドウ病
バセドウ病の確定を行ったのち、抗甲状腺薬による内科的治療に加えて、難治性の場合には当院の乳腺・内分泌外科にて切除を行っています。
-
橋本病
女性(特に30~40歳代)に非常に多く、甲状腺機能低下症発症時にはチラージンSの補充療法を行います。特に胎児の精神発達障害を是正するため、妊娠時は厳格な管理を要します。また、出産後の甲状腺機能異常の管理も行います。
-
亜急性甲状腺炎
鑑別診断後に、日常の社会活動の維持を図るため、機能亢進症/低下症において機能異常を最小化するための薬物治療を心がけています。
-
無痛性甲状腺炎
甲状腺機能亢進症の鑑別診断を行い、無痛性甲状腺炎の確定を行ったのち、日常の社会活動の維持を図るため、機能異常を最小化するための薬物治療を心がけています。
-
甲状腺腫瘍(良性/悪性)
甲状腺腫瘍に対して、エコーやCTなどの画像診断を行ったうえで、エコー下穿刺吸引細胞診にて良性/悪性の診断をします。80%程度は良性や腺腫様甲状腺腫で、定期的な検査で済みます。悪性の場合でも、一部を除いて生命予後の良好な分化型腺がんの可能性が高く、必要な場合は、乳腺・内分泌外科にて摘出を行います。
検査のご案内
エコー下穿刺吸引細胞診
当院では、当日検査を行うことも可能
甲状腺エコー下穿刺吸引細胞診は、超音波機器の探触子(プローブ)を頚部にあてて、エコー画像を見ながら腫瘤内の特に悪意変化の顕著な部位に穿刺針の針先を進め、陰圧によりその部位の細胞を採取し、顕微鏡検査で細胞の良否を判定する検査です。
当院では、患者さんが来院された場合には、当日あるいは1週間以内に検査が行えます。(飲まれているお薬によっては休薬後になる場合もございます)
診療科パンフレット
診療科のパンフレットもご用意しております。PDFをダウンロードしてご覧いただけます。