診療科/担当部ご案内
受付時間
受付時間 | |||
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午前 | 8:30~11:30 | 午後 | 12:15~16:00 |
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 9:00~12:00 |
(非常勤) |
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午後 13:00~17:00 |
(非常勤) |
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当科の特色
呼吸器内科は、非常勤体制ではありますが、気道(気管・気管支)および肺自体の疾患を扱っています。受診のきっかけとなる症状には、咳嗽(咳)、喀痰(痰)といった日常よく経験するものから、喘鳴(ゼーゼーする呼吸音)、胸痛、呼吸困難などの深刻なものまで、多くのものが含まれます。また、健康診断や人間ドックで指摘された胸部異常陰影も対象となります。問診、診察、検査によって、このような症状・異常の原因を明らかにし、各疾患に適した治療を提供しています。より新しい検査方法を取り入れ、常に国内外のガイドラインに準じた最新の治療を提供できるよう心掛けています。
対象疾患・診療内容
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肺炎・急性気管支炎
咳嗽・喀痰(特に黄色の痰)を主訴とし、高熱を伴います。胸部X線や胸部CTで異常な陰影を認めた場合は肺炎、認めない場合は急性気管支炎と診断されます。軽症であれば、外来での抗菌薬内服で治療可能ですが、中等症~重症の場合には入院し抗菌薬点滴による治療が必要になります。初期治療がうまくいかなかった時に備え、特に合併症(持病)を有する方の場合には、抗菌薬治療開始前に可能な限り喀痰検査・尿検査(肺炎球菌・レジオネラ)を行い、原因微生物を特定するように努めています。
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気管支喘息
長引く咳嗽には多くの原因があり、経過が3週間未満のものは急性咳嗽、3~8週間のものを遷延性咳嗽、8週間以上のものを慢性咳嗽といいます。急性咳嗽は、胸部X線で異常を認めない場合のほとんどが感染に伴うものや感染後の咳嗽です。急性気管支炎であれば抗菌薬で治療を行います。ウイルス性の感染(感冒を含む)の多くは、治療薬がなく経過観察か鎮咳薬などの対症療法で自然に軽快します。インフルエンザは治療薬があり、COVID-19(新型コロナ)感染では年齢や合併症によって治療薬を処方する場合もあります。慢性咳嗽は感染症以外の疾患の可能性が高くなり、咳喘息、後鼻漏、慢性気管支炎(多くが喫煙によるもの)、胃食道逆流症、近年少なくなりましたが一種の降圧薬(高血圧症の薬剤)の副作用で咳嗽が続く場合もあり、問診や検査で原因を明らかにし、適した治療を行うことが重要です。
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慢性咳嗽
肺の間質という部分におこる様々な病気の総称です。特発性間質肺炎(原因不明の間質性肺炎)、膠原病に伴う間質性肺疾患、過敏性肺炎、サルコイドーシスを含むその他の間質性肺疾患などがあります。ステロイド薬や免疫抑制剤等の薬物療法、酸素療法、などの治療方法があります。
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)
喫煙が原因で肺胞が破壊され、そのために拡張した肺胞によって気道の閉塞が起きる疾患です。一般に、労作時呼吸困難(息切れ)を呈し、喀痰を伴うことも多い疾患です。進行予防には禁煙が最も重要ですが、症状緩和のためには吸入気管支拡張薬を主体とした治療を行います。気管支喘息と同じく、合剤(2種類以上の薬剤の混合)を含めて多くの種類があり、ドライパウダーやミスト製剤といった製剤タイプも多くのものが選択可能です。重症度・年齢・合併症(持病)に応じて、より適切な吸入薬による治療を提供しています。
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その他疾患
診療科パンフレット
診療科のパンフレットもご用意しております。PDFをダウンロードしてご覧いただけます。