看護部
感染管理認定看護師
今日、患者さんの高齢化や薬剤耐性菌の増加に伴い、高度な医療技術が求められるようになりました。そして、現場では日々多忙な業務のなか、現場に則した誰もが実践できる対策が求められます。当院では、自施設の背景に応じた対策を感染リンクナースとともに検討し、感染防止技術の向上に努めています。具体的には、手指衛生の実施状況やアルコール使用量を部署ごとに把握し、切磋琢磨して対策の充実を図っています。部署の感染対策代表者であるリンクナースは、自部署の対策の実施状況を見極め、勉強会の実施や注意喚起を行い、日々活動しています。厳しくかつ楽しくをモットーに、誰もが感染対策を実践できるよう取り組んでいます。
副看護部長 永田 真美
仕事風景
ICTラウンド
毎週、ICTメンバーが集合して院内各部署をラウンドしています。日常的に実施しなければいけないこと、感染症流行期に強化しなければいけないこと、などの実施状況の把握とアドバイスを行っています。
ICT委員会
ICT委員会では、ラウンドで得た情報や微生物検出状況を共有し、その上で対策の変更やマニュアルの改訂が必要な点について検討を行っています。また、他施設との連携で得た情報を活かし業務改善に取り組んでいます。
皮膚・排泄ケア特定認定看護師
私は、創傷・ストーマ・失禁ケアの3領域を専門として活動しています。
創傷ケアでは、一生涯自分の足で歩行できるよう早期発見・重症化予防を目的にフットケア外来を運営しています。褥瘡についても褥瘡対策チームで褥瘡回診を行うと同時に、予防対策状況を確認するために予防ラウンドを実施し部署へフィードバックしています。
ストーマに関してはストーマ外来で、患者様の自立支援と継続看護を行いながら、スタッフ教育を進めております。
2019年度特定行為研修を終了し医師の指導の下、創傷関連領域における特定行為を実践し院内や地域に貢献できるよう尽力していきたいと思います。
看護部 師長 市原 雅子
仕事風景
フットケア
フットケア外来では外来スタッフと協働して、爪切りや胼胝・鶏眼処置などのケア実践に加え、保湿ケアや足の観察の方法、靴選びなどセルフケア指導を行います。
入院患者の肥厚爪にも対応しています。
創傷処置
創傷回診や褥瘡回診時には創傷処置や特定行為(慢性創傷における血流のない壊死組織の除去・陰圧閉鎖療法)を行い、褥瘡やスキン-テアの持ち込み・発生時には、処置方法の提案やスタッフ指導を行っています。
救急看護認定看護師
私は、救急センターやHCUなどで突然の発症や受傷によって重篤な状態になられた患者さんと、そのご家族への看護ケアの実践を行っています。また、救急看護における指導、相談対応と支援も普段の業務の一部としています。
認定活動としては、院内の全職員を対象としたBLS研修や、看護職員を対象とした救命処置トレーニング、フィジカルアセスメント、人工呼吸器などの救急看護分野の研修を行っています。災害の面では災害対策委員会に所属し、災害訓練の企画運営を担当しており、院内の災害対策の普及にも力を入れて取り組んでいます。
看護部 主任 和田 賢二
仕事風景
BLSの指導
急変対応に苦手意識があるスタッフに対して、一方的な研修とならないように参加型で楽しみながら学ぶスタイルを意識しています。研修を受けただけでは終わらないように、実践する力を伸ばすことをサポートします。
救急での呼吸器
私は、サブスペシャリティとして呼吸管理に関する実践及び教育活動に取り組んでいます。日々の看護では、患者さんの変化に気づき何ができるかを考えケアに活かすことを認定看護師として大切にしています。