検診・各種ドック
当院の脳ドックについて
大野記念病院は日本脳ドック学会認定施設です。当院の脳ドックでは、最新のMRIや超音波検査機器などの検査機器を駆使して、様々な角度から脳や脳血管の状態をチェックしています。もし異常や病変が発見された場合にも、速やかな連携で適切な医療の提供を行っています。また、結果説明は、すべて日本脳神経外科学会認定専門医が行います。なお、総合判定は当日に説明した医師とは別の医師が見落としがないかを再度チェックを行ってから、結果票を郵送しています。
MRI
当院のMRIの特徴
当院では、3テスラの最新型MRI(ドイツシーメンス社MAGNETOM Lumina)を導入しています。3テスラMRIは、撮影時間の短縮や今まで見えにくかった細かい血管なども明瞭に抽出することが可能です。また、旧型に比べワイドな空間設計となり、設定時間の短縮や、サイレントモードなど各種最新機能を併せる事で、検査時の身体的負担を大幅に軽減することができます。快適な環境で安心して速やかなMRI検査を受けていただけます。
気づいてからでは遅い脳疾患
「脳梗塞」「脳内出血」「くも膜下出血」脳疾患に備える
“がん”“心臓病” そして“脳卒中(脳血管疾患)” は、常に日本人の死因の上位を占めています。中でも脳卒中は、はっきりとした自覚症状がなく何の前触れもなしに突然発症する病気です。
時には、生命予後に影響することもあり、手足の麻痺や寝たきり・失語症・認知症などの後遺症で家族の介護や治療費と多大な負担がかかるのも事実です。その原因には生活習慣病が大きく関係し、特に中高年の方は、発症の確率が高いと言えます。
※ 人間ドック・健康診断とセットでの受診も可能です。
脳ドックの受診が推奨される方のプロフィール
- 40歳以上でまだ一度も脳ドックを受診したことがない。
- 高血圧、脂質異常(高脂血症)、動脈硬化などの診断を受けている。
- 家族や血縁者に脳卒中になった人がいる。もしくは、糖尿病・高血症の傾向がある。
- 頭痛などの自覚症状がある。
- 飲酒、喫煙の習慣がある。
- 物忘れが最近激しいと感じる方。
2〜3年に1回は脳ドックを受けて健康管理を
脳ドックはその名の通り、脳や頭部の血管などに特化した検査のことであり、人間ドックよりも脳梗塞や認知症の早期発見に役立ちます。人間は、40歳を過ぎると生活習慣の影響がとても出やすくなります。
また、健康な生活をしていた人でも、病気にかかるリスクが高くなります。さらに、ストレスが溜まっていればその影響もまた大きく現れてきます。普段から健康に気を付けている人でも、脳ドックは必要性があります。特に脳梗塞は知らぬ間に悪化して一気に容態が急変し、最悪の場合命に関わることもあります。
必ず2〜3年に1回は脳ドックを受けて、健康をしっかり管理することが大切です。
大野記念病院年間脳ドック受診者数
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|
1432件 | 1342件 | 1266件 |
物忘れスクリーニング検査
アルツハイマー型認知症では脳の萎縮が早い時期に起こることが知られています。しかし一般のMRI検査だけで、脳の萎縮を確認することは大変難しいとされています。
MRIを用いた VSRAD(ブイエスラド) という検査では、脳のどの部位がどの程度萎縮しているかを色と数値で確認することができます。また、アルツハイマー型認知症(AD)も加えてレビー小体型認知症(DBL)の鑑別診断を支援する参考指標にも対応しています。
当院の脳ドックオプションで、このVSRADの検査ができます。
認知症の診断は、臨床症状・認知機能検査(MMSE)・画像診断を総合して行います。VSRADで高い数値が出たことで、それですぐに「認知症」と診断されるものでありません。詳細は担当医師にご確認ください。
このような方は要注意
- 同じことを言ったり聞いたりする。
- 物の名前が出てこなくなった。
- 置き忘れやしまい忘れが増えた。
- 以前はあった関心や興味が失われた。
脳ドック検査内容および価格表
コース名 | 検査内容 | 価格 |
---|---|---|
A・Bコース |
|
¥66,000(税込) |
C・Dコース |
人間ドック受診後に結果資料等を持参し、
|
¥44,000(税込) |
物忘れスクリーニング (オプション) |
|
¥8,800(税込) |
※ 下記に該当する方は、MRI検査が施行できない場合があります。詳しくはお電話にてお問い合わせください。
- ペースメーカーなどの電子装置や人口関節等の金属が体内にある方
- 刺青・眉墨のある方
- 閉所恐怖症の方
検査の流れ
各コースの検査の流れ
- A・Bコース
- C・Dコース
-
- 1階
- 受付
-
- 地下1階
- 放射線科受付
-
- 地下1階
- 問診確認・説明(脳ドック外来)
-
- 地下1階
- 更衣(この時点でコンタクトレンズは外していただきます)
-
- 地下1階
- MRI検査・胸部XP付
-
- 2階
- 頚部エコー・ABI・ECG
-
- 2階
- 採血
-
- 地下1階
- 更衣
-
- 地下1階
- 結果説明(脳ドック外来)
-
- 1階
- 受付
-
- 地下1階
- 放射線科受付
-
- 地下1階
- 問診確認・説明(脳ドック外来)
-
- 地下1階
- 更衣(この時点でコンタクトレンズは外していただきます)
-
- 地下1階
- MRI検査
-
- 2階
- 頚部エコー
-
- 地下1階
- 更衣
-
- 地下1階
- 結果説明(脳ドック外来)
※来院されましたら、必ず1階総合受付にて手続きをお願いします。
※検査の順序を変更させていただく場合がございます。
総合判定について
- 総合判定は、当日説明した医師とは別の医師が再度確認を行い、見落としがないか2重チェックをしてから結果表を郵送します。
- 検査終了後に、地下1階・脳ドック外来でご説明いたしますが、緊急手術など病院都合により、対応できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。その場合、結果表を郵送させていただきます。
脳ドック詳細パンフレット
脳ドックについての詳細パンフレットもご用意しております。PDFをダウンロードしてご覧いただけます。